アトピー性皮膚炎を医療占星術でみる1
アトピー性皮膚炎を発症するメカニズムには、大きく分けて6つあります。
1.皮膚バリア障害型
2.免疫異常型
3.かゆみ神経過敏型
4.皮膚常在菌異常型
5.神経・ストレス関連型
6.腸管免疫・全身炎症型
原因がひとつの場合もあれば、複数の原因が混在している場合もあります。
今回は1.皮膚バリア障害型についてお話しします。
構造的バリア障害
皮膚バリア障害型には2種類あります。
その一つ目が構造的バリア障害です。
皮膚の最も外側にある角質層の構造異常によって皮膚を守る力が低下している「構造的バリア障害」です。
この障害により、皮膚は乾燥しやすくなり、外部からの刺激やアレルゲンが侵入しやすくなります。
対策としては、このタイプは皮膚の構造そのものを強化することが必要です。
・セラミド配合のクリームなど、油分が多めで皮膚バリアを補強する保湿剤
・入浴後すぐ(3分以内)の保湿で水分を閉じ込める
・摩擦を避け、優しく押さえるように塗布する
・乾燥する冬場は加湿器で環境を整える
・ミネラル・タンパク質をしっかり摂取し、皮膚を内側から作る
医療占星術で見ると、アセンダント・第1ハウスが地のサイン、つまり牡牛座、乙女座、山羊座であって、かつ、土星が第1ハウスに存在していたり、アセンダントの支配星に土星が特定の角度をとっていたりする方にみられる傾向があります。
機能的バリア障害
二つ目は機能的バリア障害です。
皮膚表面の天然保湿成分や脂肪分の減少により、皮膚が乾燥しやすくなり、外部からの刺激やアレルゲンが侵入しやすくなる状態である「機能的バリア障害」です。
対策としては、このタイプは保湿成分と油分を補うことが必要です。
・刺激の少ない天然由来成分の保湿剤(ヒアルロン酸・グリセリンなど)
・アルコール・香料・防腐剤が少ない低刺激製品を選ぶ
・熱いお湯は避け、ぬるめのお湯で短時間入浴
・オメガ3系脂肪酸(青魚・亜麻仁油など)を食事で摂取
・水分をこまめに摂り、内側から潤いを保つ
・ストレスで皮脂分泌が乱れやすいため、リラックス時間を確保する
医療占星術で見ると、海王星がアセンダント・第1ハウスに強く関与しています。
つまり、海王星がアセンダントにピッタリくっついていたり、海王星が第1ハウスにいたり、第1ハウスの支配星と海王星が特定の角度を形成している方に多くみられる傾向があります。
次回は免疫異常系について、
医療占星術の観点でお話ししていきますので、
楽しみにしていてくださいね。
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